2周年と想い
本来、秋の高山祭が挙行されるはずの本日10月10日にcaccoをオープンして2年が経ちました。
今年は例外なく高山祭も中止となり寂しい思いです。
1年前にの1周年の日に感じた感覚と同じ思いも異なる思いも引っくるめての今日でした。
形として美容師となった15年程前から暫くの間、自分のお店を持つということに対して夢も目標も憧れすらも抱くことはありませんでしたが、このようになっている現状に不思議な気持ちを抱いています。
天邪鬼な性格もあってか、「美容師になったからには独立してナンボ」という当時は何処からともなく聞こえてきた半ば常識のようなものに辟易しているような感覚さえありました。
時が経ち何かの拍子にふと考えました。
自分でやることと雇用されていること、そこに大きな意味を感じなくなった時に初めて両方をフラットに比べることになりました。
外的な要因と内的な要因、取り巻いている色々を取っ払って自分が「何がしたい」のかだけを考えた時に出てきたこれぞ純粋な想いというものを感じました。そしてワクワクするという久しく感じ得ていなかったものを見つけました。
長年の夢とかいつか叶えたい目標といった尊い想いを持ち合わせてはいませんでしたが、「ただやりたいことをやる」というミクロのようにシンプルなことを突き詰めることで自分の人生はあっという間に大きく変化しました。
それ以来、仕事に限らずそれが1つの指針として自分の基準となっています。
「人生は一度きり」という聞きすぎて薄く感じてしまう言葉でも、それを考えれば考えるほどにそれはそうだなとしみじみ思います。
何を成した訳でも無い自分のただの戯言ですが、このように幸せを感じられていることに感謝と感激を噛み締めています。
只々、ひとえに、ありがとうございます。
明日もいい天気で良い1日になればと思いながら、布団に入ります。
この先もどうぞよろしくお願い致します。
cacco 代表 大野史也